こんにちは、うどん研究者です。
みなさん、英語の勉強に興味はありますか?
近頃は、就職やキャリアアップにTOEICやTOEFLのスコアが必要なことは多いですでよね。また留学の準備のために英語力を身につけておきたいという人は多いんじゃないでしょうか。
僕も留学のためにTOEFLibtのスコアが必要な人の一人でした。
大学3年生の夏から、年に1回ずつ、計3回のTOEFLを受験し、3回目で自己最高の105点を取りました。
3年間で計3回受験したわけですが、試験前は1~2週間をつかって、試験対策をしました。
おそらく、試験前の対策期間としては比較的短いんじゃないかとおもいます。長期留学していたわけでもありません。
それが可能だったのは、長期的にコツコツと普段から英語力を養っていく習慣を身につけたからではないかと思います。
長期的に続けられるのには2つの理由があります。
英語のための勉強をしていると感じないやり方
お金の1円もかからないやり方
今回の記事ではこの方法を伝授したいと思います。

英語学習の「キーワード」
みなさんは英語学習をする中で、なにか自分のやり方のテーマをもっていますでしょうか。
僕個人的に、英語学習で大切なことは、”immersion” なのではないかと考えています。
immersionとは「浸すこと、浸礼、熱中、没頭」という意味です。
例えば、海外留学で英語が上達する人は、現地で外国人のともだちをいっぱい作って、日本語を下手になるくらい英語でのコミュニケーションにどっぷり浸かる人です。一方で留学しても、日本人とばかりつるんで、「ただ現地で生活してるだけの人」はあまり上達しないかもしれません。
裏を返せば、日本にいても、日本語を使う時間に対して、英語を読んだり、聴いたり、話したりする時間を増やせば、その分だけ”immersion” の度合いを大きくし、英語を上達させることができます。
英語を読む時間を増やす
英語を読む時間を日常的に増やすにはどのような方法があるでしょうか。
まず最初に始めたことはスマホの表示を日本語設定から英語設定にしました。英語学習にどれくらい効果があるかわからないですが、手間もお金もかからないのでとりあえずやってみることをおすすめします。

英語を読む時間を増やすもう一つの方法は、自分が普段、勉強・仕事や趣味で読んでいるものを日本語から英語にすることです。
例えば、僕の場合、大学では生物学や医学を勉強することが多く、普通、日本語の教科書を使いますが、その日本語の教科書はたいてい、海外で作られた教科書の日本語翻訳であることに気づきました。なので、英語を勉強するために日本語翻訳ではなく、もともとの洋書をそのまま購入して、勉強することにしました。
これにはたくさんのメリットがあることに気が付きました。
1. 英語学習のためだけの読解演習として時間をとる必要がなくなり、一石二鳥。
2. 専門用語にも詳しくなる。論文も読みやすくなる。
3. 翻訳されている場合、その分価格が上乗せされていて、原著の方が安い。
4. まわりの人よりもちょっと違うことをしている優越感から、モチベが上がる(笑)
もしかしたら、そんなことをしていたら日本語での試験対策には不向きでは?という声もあると思います。たしかに日本語で勉強しているとき英語訳でなんて言うかまったく分かりませんが、不思議なことに、英語で勉強していたらだいたい日本語訳は分かるようになるのです。
分からない単語は基本的に飛ばしていても、何回かでてくるうちに文脈で意味がなんとなく分かるようになります。勉強し始めの時だけ、専門用語が全く分からず、すこし時間がかかりますが、ある程度わかってくると、日本語で勉強するのとほとんど効率は変わらなくなってくると思います。
ちなみにこれは教科書に限った話ではありません。例えば、趣味で本を読むのが好きな人は、洋書を読んでみるのがいいと思います。
毎日新聞を読んでいる人は新聞を英語で読んでみるのでもいいと思います。

英語を聴く時間を増やす
英語を聞く時間を増やすにはどうしたらいいでしょう。
僕はYoutubeが大好きなのですが、Youtubeも海外の動画をよくみます。よく、TEDを聴くのがよいと書いてあるのを見かけたので、僕もやってみましたが、あまり続かなかったのでやめました。
僕はドッキリの動画や、サバイバルの動画が好きなので、そういった動画を観ていました。自分の好きな動画を観るのが良いと思います。
Youtubeの良いところは同時字幕でサブタイトルを英語でつけられることです。日本でのサブタイトルは精度が低く意味をなさない場合が多いですが、それに比べて英語のサブタイトルは比較的正常だと思います。

移動中洋楽を聴くのはとってもいいです。洋楽での英語の発音はTOEFLやTOEICのリスニングより圧倒的に難しいですが、耳慣れにはとってもいいと思います。
メリットとして、曲は何度も繰り返して聴くので、最初聴き取れなかった歌詞が徐々に聴きとれるようになっていき、無意識に復習勉強をできることにあります。また人によっては音楽を聴いている時間はとっても長いので、そんな人にはとくにおすすめです。
僕も最初はまったくの洋楽初心者でしたが、Youtubeのおすすめをたどっていったり、音楽アプリSpotifyのGlobal chartで人気な歌手を知ったりすることで、徐々に詳しくなっていきました。
また、街でこの洋楽いいな!と思う曲に出会ったときには、スマホアプリのShazamを使って音検索してみると、曲名や歌手名はすぐに分かります。

海外ドラマや映画を観るのはリスニングの勉強としては一番のおすすめです。
なぜなら、物語を追うために自然に集中して聴くようになるからです。また英語のサブタイトルをつけることで理解をサポートすることもできます。
ドラマや映画を通して、海外の文化やユーモアを少し学ぶことができます。また、外国人と実際に話すときに、人を問わず圧倒的に話題のネタとなることが多いです。そういう意味でも海外ドラマ・映画は恰好の教材だと思います。
あまりおすすめできることではないですが、たいていのドラマや映画は海外のサイトで無料で観ることが可能です。またAmazon PrimeやNetflixに登録している人は面白いドラマ・映画をじゃんじゃん見ることができます。

英語を話す時間を増やす
英語を話す練習のためにぼくがときどきやることは英語で考えてみたり、独り言を言うことです。英語で頭の中で、自分の言いたいことを言ってみたり、説明してみることです。周りに人がいなかったら、すこし声に出してみてもいいと思います。
やや、怪しいやり方に聞こえるかもしれませんが、実はとっても効果があります。
スピーキングを上達は自分がどれだけ発話したかの量に比例すると思います。

最後に僕がやった一押しの方法は、外国人と住む、ということです。
僕は大学周辺のアパートに一人暮らししていましたが、大学の周りには留学生向けの寮がたくさんあることに気が付きました。しかも留学人の生活サポートのために、一定数の日本人も常に住んでいる寮がちらほらあることに気が付きました。
良いと思ったらすぐに行動に移してしまう性格なので、面白そうだと思って早速引っ越しました。住んでみると、英語を話す機会はもちろん、外国人と文化交流する素晴らしい経験となりました。今ではいろんな国に元寮生がいて、旅行のときなどには泊まらせてもらいます。
寮でなくても、シェアハウスなど、さまざまなタイプの住居で外国人と共同生活をすることは可能です。

まとめ
僕が行ったやり方は
ポイント
① スマホを英語設定
② 普段の読み物を英語化
③ Youtubeで海外のくだらない動画を観る
④ 洋楽を聴く
⑤ 海外ドラマ・映画を観る
⑥ 英語で考えたり、独り言を言う
⑦ 外国人と住む
というようになります。
もしもすべて行ったら、相当なimmersionになると思いませんか。

大切なことは継続するのにストレスを感じるようなやり方はすぐにやめることです。
嫌なことはすぐにやめちゃいましょう(笑)長く続けられるのは、あくまでもそれを楽しめるからだと思います。
僕の意見としては、英語学習の本質はTOEICやTOEFLのスコアを取ることにあるのではなく、終わりない語学学習という道を長期的に続けていくことにあるのではないかと考えています。僕も、いまだに英語は勉強中で、日々、外国語を身につけることの難しさに奮闘しながら、地道な努力を続けています。
英語は目的ではなく、あくまでも手段なんじゃないかなって思います。英語を身につけた、さらにその先にある自分の本当の目標に向かって、一緒に頑張っていきましょう!