大学院 海外留学

【コネなし!GPAわるい!それでも良いラボ行きたいな】 自力で海外大学院留学先を見つける方法

こんにちは。うどん研究者です。
みなさんは研究環境が豊かで、経歴的にも見栄えが良くなる海外の大学院で学位を取得したいとおもいませんか?

困り果てた人
したいけど、前まではそんなこと全く考えてないなかったから、GPAは最悪じゃ・・・。もう手遅れかなあ(泣)

僕もこんなかんじでした(笑)
今回の記事では、コネもないし、GPA(大学での成績)もわるい僕が、海外の大学院に博士課程留学するために留学先を探しで奮闘する際に得た、自力で留学先を探し出すための「抜け穴」を紹介したいと思います。

うどん研究者
実は僕も海外の大学院に入りたいとは全く考えていなかったので、ちゃんと試験勉強しておらずGPAは全然よくなかったんです。

GPAは大切か。

基本的に大学院の入試は書類審査→面接試験という順番で(修士は面接試験がない大学がある)、書類審査の段階で大量に振り落とされます。また悲しいことに、アメリカの大学ならアメリカ人、ヨーロッパの大学ならヨーロッパ人が有利になってくるので、僕たち日本人は他の外国人の出願者たちとさらに熾烈な競争となります。

書類審査は要するに赤の他人で、顔も見えないので、何かしらの基準が必要になってきます。国際誌での論文発表といった実績があると有利になりますが、これがあるのは一部の出願者だけで、だいたいの出願者は似たり寄ったりです。

その際に他の出願者に引けを取らないためにも、GPAやGRE(アメリカの大学院のための試験)、TOEFLやIELTSのスコアが重要となってきます。
またアメリカの大学の場合、出願時に資金を明記しなければならないことがよくあり、すでにお金がある、もしくは奨学金があるということを示さなければなりません。ちなみに海外留学の奨学金をまとめた記事はコチラ

奨学金まとめ
【2020年最新版まとめ!】海外留学での大学院生(博士・修士課程)への給付型奨学金

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うどん研究者
アメリカの有名な大学では、出願者のほとんどがオールAと聞いたことがあります。 激しい競争を生き残るためにも、GPAは高いほうがいいんですね。

GPAがわるいときにはどうすればいいか。

困り果てた人
大学一年生に戻ってやりなおしたいな。GPAは変えられないけどどうしたらいいの・・・。

GPAがわるくても留学するためにはどんな方法があるでしょうか。

一つ目の方法は、日本の知り合いの教授に、受け入れ先のラボをコネで紹介してもらうことです。これはコネがあるかどうかにかかりますが、もしもそういうルートがあるならば、一番確実な方法です。

留学先の教授も、知り合いの教授が太鼓判を押しているんなら、他の出願者を採用するよりも安心、といったところでしょうか。また、よくコラボレーションしているラボ同士でしたら利害関係も絡んできて、今後の関係性のためにも入れてあげよう、ということもあります。

二つ目の方法としては、学部生、修士のうちに研究を国際誌に発表して、他の出願者と自分を区別化を図ることです。大学側としても、研究にすでに精通している学生を取りたいことは言うまでもありません。論文がよければよいほど、GPAの穴埋めをしてくれます。

GPAもコネも論文もない僕はどうしたか

まず僕は大学院試験を受験して合格する、という戦略自体をやめました。なぜなら、圧倒的に競争率が高く、運の要素も大きいので、自分が合格するためには大量に出願して、労力も時間もお金も精神的プレッシャーもかかるからです。

うどん研究者
正直なところちゃんと大学で試験勉強しておけばよかったなあって後悔しました。

じゃあなにをしたかというと、入りたいラボに直接連絡を取り、自分を売り込むという戦略を取ったのです。

実際には、自分の興味のあるラボに、自己紹介、自分のやってきた研究、相手のラボへの興味をメールに書き、CVとともに送りました。メールでは、そのラボでのPhD取得に興味があること、もしも可能なら、ラボ訪問やインターンシップをさせてほしいと伝えました。

僕はこうした戦略をとった理由は以下です。
① 新しい院生を採用するときラボの教授としても知っている人を採用したい。
② 直接会えなくてもメールを送っておけば、書類審査の際、ひっかかりやすい。

①を説明すると、仮にインターンシップができるとすれば、希望ラボの教授・メンバー全員に自分のことをよく知ってもらえるだけでなく、インターンシップで自分の勤勉性や協調性をアピールできる機会となります。
ラボの教授としては同じくらいの経歴の持ち主が候補者にいた場合、必然的に知らない候補者より、中身までよく知っていて、なおかつ問題のなさそうな人を選びたくなるはずです。

うどん研究者
インターンシップは時間がかかり、僕の場合、多くの時間は捻出できなさそうだったので第一志望のラボにはインターンシップ、それ以外のラボにはラボ見学を希望しました。

②について説明すると、仮に実際に会う機会はなくとも、教授が書類審査の際に大量の書類から面接試験の受験者を選考する際に届いてきたメールを参考にすることがあるからです。

メールを送って興味があることを伝えようとしている候補者はなにもしていない候補者よりも熱意が伝わるのかもしれません。

アメリカのラボにメールを送ってみたら

ここからは僕の経験を交えて、具体的に説明してみます。アメリカで興味のあるラボにメールを送ってみました。
するとアメリカのとある教授から下のような返信がかえってきました。

Dear Udonresearcher,
Your interests would be a good fit for the lab, but I cannot take graduate students directly into my laboratory. Students interested in PhD work at ○○ university must first apply to the graduate program, and once accepted, can rotate in any lab at ○○ university.
Best regards,
XXXX

つまり、この大学では直接ラボに院生を雇うことはできないから、まずは大学院を受験してくださいという旨でした。他にもアメリカのラボから複数の返信がありましたが、このような内容が多かったです。

アメリカの大学院は、ラボの教授が直接採用をすることはなく、みんな共通の窓口から入ってきて、入学後にラボを複数回って決めるというのが一般的なようです。ローテーションの期間は一年あると聞きます。

一方でアメリカの別の大学の教授からこのような返信もありました。

Dear Udonresearcher,
Thank you very much for being in touch. The process for applying to my lab is to first apply to ○○ university PhD program. If you decide to apply, then please let me know and I can follow your application. Then if the PhD office invites you for an interview, which is not in my control, then we could meet.
Best wishes,
XXXX

この教授の場合は、「書類審査は自力で突破してくれ、そしたらインタビューでお会いしましょう」、と言っています。つまりこの教授の権限が行使されるのは面接試験からということのようです

他の教授からの返信でも、「出願時の希望ラボに自分の名前を書いておいて。もし面接に呼ばれたら話しましょう」という人は時々見られました。
結論としてはアメリカの大学院ではラボのリーダーが院生を直接採用ということは一般的でないようです。ただ、やはりメールを送っておいた方が、面接試験には有利に働くと僕は思います。

うどん研究者
アメリカの大学院の場合、教授の一存で入るには、その教授が超権力者だったり、入試委員会のメンバーだったりしなきゃだめなのかもしれません。

結局大学院にはいるには?

自分でコネを作りに行くというこの戦略では、狙い目はヨーロッパの大学院ということになります。なぜならヨーロッパの大学院ではラボの教授がそれぞれ個別に大学院生を雇うというのが一般的なのです

ヨーロッパの大学院入試では出願時に希望ラボを明記します。面接に呼ばれれば、1日から数日にわたって、ラボを訪問して、すべてのメンバーとコミュニケーションをとり、そのあとようやくラボのリーダーからオファーをもらえるかが決まります。

最初の書類審査の段階からラボリーダーは、自分のラボを希望している出願者の書類に目を通し選考に関われることが多いようです。そして面接は非常に時間がかかることから、書類審査ではやはり大量に落とされ、面接試験には数名しか呼ばれないことが一般的です。

消去法で数名を選考するのは困難なので、必然的になにか印象に残る人を選ぶと思います。

メールでやる気を伝えた場合は、それをしてない場合よりも、書類審査突破率は高くなると思います。インターンシップやラボ訪問までこぎつけて、すでにお互いを知りあっている場合は、面接試験をする必要はなくなります。

また、前もってラボの雰囲気を知っていることは、はいってから、こんなはずじゃなかった・・・、となるのを防げるかもしれません。
実際に僕はアメリカとヨーロッパの同じくらいのレベルのラボにメールを複数送りましたが、好意的な返信をしてくれる確率はヨーロッパのラボの方が高かったです。

インターンシップをさせてくれるというラボも複数ありました。ヨーロッパのラボの教授が積極的に院生の採用に関わっていることの現れかもしれません。
また、やはり自分のこれまでやってきた研究と近い分野の教授からは返信率がグッと上がりました。

実際に返信があったラボのメールをひとつ紹介します。

Dear Udonresearcher,
Thank you very much for your interest to join my group.
I have read your email with interest and would be interested to move forward.
Indeed, I do get many applications to join my group, including from internal students from our own MSc program. So external applicant often have low chances. But if you can work in the group in an internship before, it of course makes things a lot easier.
(省略)
Best wishes.
XXXX

要するに、このラボには大学の内部の修士生からたくさんの応募があるけど、インターンシップをしておけば入りやすくなるよね。という旨です。
あらかじめラボに入り込んでコネを作ってしまうのが良いことをこの教授(ヨーロッパの一流大学のトップラボ)も強調しているのです。

まとめ

僕の戦略をまとめると

ポイント

① ラボにメールをうち、興味があることを伝える
② ラボ訪問・インターンシップをさせてもらう
③ ヨーロッパで自分がやってきた研究から遠くない分野のラボを選ぶ

以上が僕が大学院先を探し出すためにとった戦略です。
大学院をはいるためのルートは人によって様々で、僕のやりかたよりももっと効率的なものもあるかもしれません。そんなやり方を知っている、という人がいたら、ぜひシェアしてくれると嬉しいです。

うどん研究者
ほかにいいやりかたあったら共有しましょう。

今後の記事では効果的なメールの書き方をも紹介してみたいと思います。

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うどん研究者

生物学研究者の卵。 大学院、基礎医学研究、留学、英語学習について発信していきます。 博士課程から海外留学予定。大好物はうどん。

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