奨学金 海外留学

【合格者の申請書類公開!】トビタテ奨学金の書類審査のコツ

こんにちは、うどん研究者です。

トビタテ留学JAPAN奨学金に応募を考えている方、書類作成は進んでいますか?

僕は数年前にアメリカの某研究機関に短期留学の機会に恵まれました。その資金確保のためにトビタテ留学金JAPANを申請し、書類審査・面接審査を突破し、見事奨学金を獲得することができました。

申請するときに提出書類でどのようなことを書けばよいかわからず、合格者の先輩方にどういう書類が通るのか情報を集めました。

また合格後の事前研修会でかなりの数のトビタテ生と会い、留学計画を共有しましたが、合格者には共通点があることが分かりました。

そこで今回の記事では、トビタテの書類を準備しているけどなかなか進まないという方にとって参考になるように、受かりやすい申請書類の書き方を伝授いたします。

うどん研究者
もしもタメになったら嬉しいです。

※提出書類に関しては、第13期募集を参考にしました。(2020年1月24日現在)
書式を僕の応募時と比べると、数年間大きな変化はないようです。

審査日程の概要

書類審査→面接審査の順で行われます。

書類提出期限は大学によってかなり異なってくるので、考えている人はすぐに大学に問い合わせて余裕をもって書類準備に取り組みましょう。

以下は2020年応募の13期の日程概要です。

提出書類は?

大学の教務を通して申請するので各自大学の教務に問い合わせるのが確実です。

主要な提出書類はオンラインの留学計画書となります。参考はコチラ

その他の提出書類としては、家計基準に係る関係書類が必須です。
また、留学計画書に英語テストの得点や表彰歴、研究実績を任意で記入した場合は、そういった証明書類なども提出することになります。

留学計画書の項目

主な記述項目は以下のようになります。

留学計画の目的と概要(1000文字)
期待できる学修・実践活動の成果の活用(500文字)
留学計画の実現のための取組(500文字)
学修の成果及びその測定方法(400文字)
自由記述書(書式自由、A4 2枚まで )
申請コース選択の理由(255文字)
過去の海外経験(255文字)

だいたいすべて合わせると4000文字程度になると思います。

うどん研究者
結構な量なので、早めに取り掛かることをお勧めします。

最も重要なのは「留学計画の目的と概要(1000文字)」と自由記述書ということになります。

それでは各項目の書き方について話していきます。

うどん研究者
まだ書いてない人は、一回自分で書いてみてから記事を読み続けることをお勧めします。他の人のを見るとどうも影響されてしまうのでまずは自分のオリジナル性をそのままに書いてみるのがよいです。

※申請画面に書くと気づかないうちにログオフしていて消えてしまうことがあるのでワードに下書きしましょう。

「留学計画の目的と概要」の書き方のコツ

審査員が読みやすい段落分けを

1000文字という文字数はワードなら1枚くらいの量なので結構長いです。

審査員の方はこの長い文章を一日に何十枚も書類に目を通しているはずです。
そのため一べつした時にパッと内容構成が分かる文章が効果的です。

留学の目的と留学の概要は広いスペースで分けましょう。また留学の目的が複数あるときは段落ごとに、「第一に」、「第二に」、「第三に」などと数を振ることで、読みやすさはかなり向上します。

うどん研究者
審査員の立場に立って、見やすい構成を心がけましょう。

カギは目的の具体性

僕が最も大切だと思うことは具体的な目的を設定することです。

多くの人は留学をする目的は、「海外で半年くらい住んでみたいから」とか、「ラボの教授に行ってくることを勧められたから」とか言ったような気軽な理由だと思います。

うどん研究者
正直言って、僕も「アメリカっていう国をこの目で見てみるか」くらいでした(笑)

しかし、ぼんやりした理由では他の応募者より良く見せることはできません。

トビタテ側としても、明確な目的意識があり、それを留学で実現するための具体的な計画を立てている人を支援したいはずです。

なぜなら具体的な計画を立てている人は目的を達成できる可能性が高いからです。

自分の将来像と留学によって得られる経験を結び付け、できるだけ具体的な目的について述べるのが良いと思います。

また非現実的な目標も注意です。例えば、半年の留学で英語をペラペラになる!というのは現実的には困難です。留学期間とその期間で実現できる目標を見定めましょう。

留学計画の概要もできるだけ具体的なスケジュールを説明するようにしましょう。
日程を明記したり、「第○週から第△週は~をする。第△週から第□週は~をする。」と書いたりすると効果的です。

「実際に行ったらそんなにきっちりスケジュール通り行動できないかも。」と思う方もいるかもしれません。ですが、そんなことは気にしなくて大丈夫です。

計画通りにすべて順調に進む留学など滅多にありません。実際に行えるかどうかはまた別次元の問題だとおもいます。いま、現時点でどういうことをしようと考えているか、が重要なのです。

具体的な計画を立てている人は留学中にそれを目的を達成できる期待値が高いです。
審査員は目的を達成できる可能性が高い人を採用したいはずです。

うどん研究者
具体的なものほど印象に残りやすく、抽象的なことは記憶に残りにくいと思います。

実践活動を組み込もう

トビタテの留学計画で最も重視されていることの一つは実践活動です。
留学計画に実践活動が組み込まれていることで評価されやすくなります。

トビタテホームページによると、実践活動とは座学や知識の蓄積型ではなく「実社会との接点」から多様な学びを得ることができる学修活動(インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア、プロジェクトベースドラーニングなど、上記の趣旨に沿う多様な学修活動)のことをいいます。

留学計画には必ず実践計画を組み込むようにしましょう。

僕の場合は留学の目的はアメリカの研究室でのインターンだったので、留学目的自体が実践活動となっていました。

合格者の人たちも、よくある単位取得型の交換留学の人でも

・イギリスの会社のインターンに参加する
・カナダの街でジャパニーズフェスティバルを開催する
・スペインの巡礼に参加する
・アメリカにいる日本人起業家と会い企業のアイデアを得る


などなど独自の視点で多様な実践活動を予定していました。

もともと実践活動を予定していなかった人も、これを組み込み、留学計画の目的・概要と実践活動を結び付けるようにしましょう。

うどん研究者
留学のアピールポイントを実践活動にしている合格者はかなり多い印象です。

僕が書いた例を紹介!

20XX年の夏にアメリカ、□□にある○○研究所で研究のボランティアを行う計画をしております。

留学の目的

留学の目的として第一に、留学先がガン化に関連したXXのメカニズムとそれに関わる新薬の開発を研究しており、私が大学で取り組んでいる研究プロジェクトが△△であるため、日本での経験を留学に生かすことができ、たった二か月の留学であっても、得られた知見を日本での研究にフィードバックすることができるからです。

第二に、世界トップレベルの研究機関である○○研究所で研究に携わっている人たちとともに研究をすることで、研究者としての視点を養う機会が得られることです。研究において、ある実験結果をどのような角度からとらえるか、問題が生じたときどのように解決策を導き出すのかといった、研究者としての論理的かつ幅広い見方を少しでも勉強したいです。

第三にに英語力を養うことです。とくに研究室では専門的な用語が用いられるため、英語で論文を読んだり、書いたりするときに必要な実用的な英語を学ぶ機会にもなると考えています。将来、学会などで英語で発表することができるようになるためのステップアップにもしたいです。

留学の概要

留学先は□□にある○○研究所のA氏の研究室であり、二か月間研究ボランティアを行います。
研究のテーマはXXのメカニズムとそれに関わる新薬の開発です。
具体的には、週五日間ラボに通い、研究員の方々からご指導を受けながら、研究に携わる予定です。

昨年に留学された先輩のお話によると、最初の一週間は研究室での実験の様々なルールや、自分の研究に必要な実験の手技を学ぶのに費やされると思われます。
本格的に研究に取り組めるのは二週目以降で、ここからの期間で前述した研究者としての視点を勉強したいと考えています。

留学期間は二か月と長くないので、日本にいるうちに必要な実験手技などをできるだけ学んでから行き、滞在先での研究をスムーズに始められるように準備しています。
また週末にはアメリカの病院で働いている自分の大学出身の先輩の方にアポイントを取り、アメリカの医療現場がどのようなものか、見学することも考えています。

うどん研究者
数年前に書いた拙い文章ですが、もしも参考になれば幸いです。

単なる語学留学の人はひと工夫!

留学に行く人はどんな人でも、英語もしくは現地語を話すことになります。したがって英語の習得という留学目的は、他の応募者と区別化できず目的としてはやや弱めです。

しかし、語学留学の人でトビタテに採用される人もいます。

その人たちがどうやって奨学金を勝ち取ったかというと、傾向としては、実践活動を留学計画の中心に据えている人が多かったと思います。

例えば、フィリピン・セブ島に5か月語学留学する予定だとします。これだけでは単なる語学留学になってしまいます。

ですが、例えば、最後の2週間にフィリピンの孤児院でボランティアを行うという実践活動を留学計画に組み込むのです。

すると留学の目的は「フィリピンの孤児の子供たちへの教育活動を通した社会貢献」となり、「その目的達成のための準備の一環として語学学校に通う」、という風に留学計画を書くことができるのでしょう。

これはあくまでも例ですが、なぜ自分が英語を勉強したいのか、社会に対してどういう貢献をしたいのか、を考えることで実践活動のアイデアが浮かび上がってくるかもしれません。

うどん研究者
語学学校での英語習得と自分のしたい社会貢献などを結び付けて考えてみましょう。

短期留学は通りやすいかも

トビタテは2か月以下の短期留学は長期留学よりも採用されやすい印象があります。

これにはトビタテ留学JAPANの事業としての現実的な側面が関わってきます。

トビタテはソフトバンクなど一般企業からの出資によって、給付型奨学金の費用を確保しています。したがって、当然給付できる奨学金の全体金額は有限なのです。

一方で事業として、20○○年までにXXXX人を派遣する、といった具体的な達成目標があります。(2020年までの目標は1万人でした。)これを達成して実績を作ることにより企業からの資金獲得を継続していくのです。

したがって、人数を目標の1つにしている以上、1人当たりの単価を抑える必要が抑える必要があるのです。

たとえば、1か月の短期留学なら、留学準備金25万円+1か月6~15万円で、一人あたま30~40万円で派遣できます。

一方、海外の博士課程に進む大学院生を支援する場合、留学準備金25万+15万×12か月×4年でざっと700万円以上かかります。こんな人だけを採用していたら、トビタテの資金が尽きてしまいます。

したがって、トビタテは短期留学と長期留学の支援人数のバランスをとらなけれればならず、自ずと短期留学は採用されやすくなるはずなのです。

うどん研究者
実際、2週間の留学の人とかもザラにいました。

なので短期留学に人は、短いから対象にならないだろうと思わずガシガシ応募しちゃいましょう。

「自由記述書」の書き方のコツ

ここからは自由記述書の書き方のコツを解説していきます。
自由記述書がなんのためにあるかといいますと、応募者のパーソナリティを知り、支援する価値のある留学を行ってくれるかを判断するためだと思います。

したがって、自分の性格を存分にアピールするべき機会なのです。
当然、留学計画と結び付けることにより、より効果的になると思います。

書式自由ですが、僕の場合、トビタテ公式の記入例にのっとり、
① 留学によってどんな自分になりたいか
② 困難を克服した経験
③ トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムに対して自身が貢献できると考えること。
④ アピールポイント
を段落に分けて1つずつ説明していきました。

うどん研究者
僕は写真などもいれずに文章のみで書きました。必ずしも奇を狙う必要もないのかもしれません。

いままでの自分→留学での自分→将来の自分をつなげる

留学を中心に据えて、留学によって得られることと、いままでやってきたこと、将来やりたいこと、の関係性明確に説明できると効果的だと思います。

自分の興味・パーソナリティを明らかにしつつ、留学の意義づけを行えるとよいと思います。

明るい内容に

合格者の人は明るかったり、社交性のある人が多かったです。

留学を成功させるためには留学先での人との関係づくりが大切だと思います。
なので、留学先でも元気にやれるぞ!とアピるといいですね。

また自分の将来の目標にも明るい姿勢で取り組んでいることを示しましょう。明るく頑張っている人を支援したくなるんじゃないんでしょうか。

その他の注意点

両親の所得制限

両親の所得が高いと採用されにくくなるということはそこまでないと思います。
僕のときも実際に親の家計基準を超えている人は多くいました。しかし支給額が6万円などと減額されていました。

しかし、留学準備金ももらえるので、やはり労力をかけても応募する価値はあると思います。

留学計画の変更に関して

留学前に出した計画が採用後に変わってくるということは往々にしてあります。
その場合、留学計画の変更届を出す必要があります。

うどん研究者
実際、提出している人はたくさんいました。

大きな変化の場合、再面接となる可能性があるようです。
応募時の留学計画の意義・目的を変更後の計画で補完できているかどうかが肝心だそうです。

僕の場合は期間を数日短くしただけだったので書類を提出するだけで済みました。(留学後、航空券の提出も必要です。)

うどん研究者
応募は留学開始の半年以上前なのでなかなか日程まで正確に合わせるのは難しい気もします。

おわりに

長い記事となってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。

いろいろと書きましたが、最後は留学への熱意を伝えられるかどうかだと思います。
熱意の伝わるように、「強い目的意識」、「計画の具体性」、「目的を実現できる人格」を応募書類に詰め込みましょう。

1ミリでもタメになったという方がいらっしゃれば、ツイッターのフォローもお願いします。(フォロバします)
今後も留学・奨学金関連の記事を書いたら、ツイッターにてお知らせしまーす。

うどん研究者
最後は自分を信じて応募してみてください。

他の奨学金についてはコチラ

奨学金まとめ
【2020年最新版まとめ!】海外留学での大学院生(博士・修士課程)への給付型奨学金

続きを見る

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

うどん研究者

生物学研究者の卵。 大学院、基礎医学研究、留学、英語学習について発信していきます。 博士課程から海外留学予定。大好物はうどん。

-奨学金, 海外留学

Copyright© うどん研究者のバイオノート , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.